ゆく年くる年

早いもので今年も大晦日、未明4時に戸外に出て観天望気してから車に乗って漁港え、熊野の山に隠れそうになるオリオン星座を見て、6時出港した。穏やかな日であった分放射冷却で冷えて風が吹いたけど太陽の上昇とともに緩んで釣り日和であった。帰港してから一年の垢を落としつつ感謝を込めて船を洗った.わが県が生んだ俳聖と言われる松尾芭蕉さんの「奥の細道」の冒頭の文句に  月日は百代の過客にして行きかう年も旅人なり、船の上に生涯を浮かべ馬の口輪を取りて老いを迎えるは日々旅にして旅を住みかとする、、とある.それから言えばわが人生は旅であったかもです。。、、それならそれで、旅路という本を書こうかなぁ、、今年も多くのお客さんに来た頂きました。、、ありがとうございます。くる年もよろしくです。が、海は志摩沖ならず各地で海洋汚染か海流異変か浅学菲才な私にはわからんけど普通じゃないです。多くの方に大漁を喜んでもらえたのも今は昔です。地球の温暖化のこともあるんやけど今日現在の水温は18度です。、、いろいろ考えながら帰宅して総着かえして一年の無事と海上安全に感謝してくる年もよろしくの意を込めて浜と船を祀った。船は松竹シシバを縄で結んで、浜は膳に、ダイダイ、重ね餅、イセエビ、鰹節、洗米とお神酒、浜の裾に供えて今年のお礼とくる年もよろしくとの意を込めて祀った。酔った身体を冷やすのに戸外に出たらオリオン座が昇りかけていた。、、、

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