今年最後の月夜

日中は仕事をしていると汗ばんでくる。 先月はともかく今月は12月やのに日中は比較的暖かい日がつずいていますが夕刻になるとやはり季節相応の冷えがある。その冷えてきた空に月が昇ってきました。今年最後の月だそうです。熊野灘の北東辺にあって、男は漁師女は海女として栄えた漁師町で,伊勢海老業者は30隻くらいですが、その伊勢海老漁は月夜に入ると休漁で休んでいます。この漁師が休んでいると浜も活気がない。1隻で2人が従事しても60人やでその家族を入れると、、、3年位前から漁獲高が落ちで大変です。そんなことを考えながら酒量を増やしています。過去に読んだ本の話やけど、、第二高等学校で教鞭をとっていた土井晩翠が眠れぬ月夜に青葉城址に行き 秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて  と詠んだのも今頃やと思う,吾輩も遅まきながら小高い丘の上で詩でも作ろうかなあ、と思っています。旧暦11月16日 霜月の月夜です。 

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